中小企業診断士 茂井康宏 オフィシャルブログ

ビジネスプラン・商品開発・販路開拓――全国各地で「成功体験」と「仕組みづくり」をサポート!

早くも2月中旬|来年度に向けたご挨拶

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画(ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士経営コンサルタントの茂井康宏です。

早いもので、今年も2月中旬を迎えました。
全国の商工会・商工会議所の経営指導員の皆さまは、セミナーが一段落し、確定申告指導に入る時期かと思います。

本年度も多くのご縁を頂きました。
百数十本の「セミナー・研修」「個別相談会」に対応しました。
心より御礼申し上げます。

毎年のことながら、1年の早さに驚いています。
すでに来年度のセミナーも多数ご予約を頂いています。
同時に、新しいテーマもいくつか検討しています。



来年度の特徴|商品開発の個別相談会が増加

来年度のご依頼で目立つのは、商品開発・改良に特化した「個別相談会」です。
全3回で構成し、実際に売れる商品を完成させるパッケージ型の支援です。
構想だけではなく、必ず「形」にする個別相談会です。
(詳しくは以下のリンク先をご覧ください)


展示会|売れる商品を持って販路に出る

売れる商品を持って展示会に臨む。
これが正しい順序です。
売りにくい商品で出展すると、商談化率が下がります。
商談化率とは、名刺交換後に具体交渉へ進む割合です。

さらに、改良コストが後戻りで発生します。
担当者の心理的負担も増します。
結果として、組織全体の推進力が落ちます。

売れる状態をつくってから販路に出す。
これが最短距離です。

まとめ|次年度へ向けた一歩

2月は振り返りと設計の月です。
今すぐ逆算し、行動を開始することをお勧めします。

来年度も、セミナー個別相談会を通じて、現場で役立つ情報と具体策を提供します。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング 
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
https://profile.hatena.ne.jp/plan-consulting/

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経営顧問セミナー・研修個別相談会
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企画書・プログラム案等をご提供致します。
問い合せ専用:plan.toiawase@gmail.com

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中村商工会議所(高知県)|委員会で見えた次年度への論点

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画(ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士経営コンサルタントの茂井康宏です。

昨日、中村商工会議所 (高知県)で開催された「経営発達評価委員会に出席しました。
商工会議所が取り組む「経営発達支援事業」では、年に1回以上、進捗状況や成果を評価し、必要に応じて見直しを行うことが制度上求められています。

今回の委員会には、経営指導員、市役所の課長が出席されました。
私は外部有識者として、委員長を務めました。

本年度は複数の事業に関わる機会をいただき、何度も中村商工会議所に足を運びました。
その経験を踏まえ、単年度の成果だけでなく、支援の積み重ねや現場の変化も把握したうえで意見を述べました。

事業報告と評価|成果の質を問う

まず、I経営指導員より1年間の取り組みについて説明がありました。
その中では、各事業の実施状況や成果・効果が丁寧に整理されていました。
私は事業ごとに評価を行い、改善点について助言しました。
重視したのは「成果・効果の質」と「次年度への展開」です。

具体的には、起業セミナーの強化、商品開発及びテストマーケティングの改善、商談会や展示会にかかる経営指導の深掘りなどについて、他県の事例も踏まえながらアドバイスを行いました。



まず、「起業セミナー」についてです。
重要なのは内容の密度を高めることです。
あわせて、開催時間の在り方についても見直しを提案しました。
限られた時間で表面的な説明に終わらせるのではなく、必要に応じて時間を確保し、より実践的な内容に踏み込むことが求められます。
参加者が具体的な行動に移せる構成へ再設計することが重要です。

また、経営指導員によるアフターフォローの強化についても触れました。
学びを実行へとつなげる体制を整えることが欠かせません。

次に、「商品開発及びテストマーケティングについてです。
事業の進め方や検証方法の在り方を中心に、改善の方向性を提示しました。
具体的な手法の導入や実践的な支援の強化について助言を行いました。

さらに、「商談会や展示会」にかかる経営指導の在り方については、参加そのものを目的化するのではなく、事前準備への踏み込みや、その後のフォロー支援を強化することをお伝えしました。
そうした積み重ねが成果の確率を高めます。
他県の事例も踏まえながら、具体的な改善策を共有しました。

現場力の評価|限られた体制での実行

限られた人員で多くの事業を着実に実施してこられた点は、高く評価すべきです。
中村商工会議所の経営指導員は非常に前向きです。
周辺の商工会や商工会議所とも連携しながら、さまざまな事業を展開されています。
この姿勢こそが、地域支援の基盤であると感じました。

行政との連携|次年度の鍵

また、市の課長からは、今後の連携について前向きな発言がありました。
行政と商工会議所が有機的に連携すれば、支援の質は一段と高まります。様々な事業を連動させることで、小規模事業者への支援効果も高まります。

その際は、形式的な協定にとどまらず、実務レベルでの協働が重要です。

まとめ|次年度は「進化」が問われる

4月から新しい経営指導員が採用される予定であるとの説明がありました。
今後は、企業への直接支援、事業実施、そして人材育成まで幅広い役割が想定されています。
現場の負担は小さくありませんが、体制の強化が進むことを期待しています。

次年度も様々な形で関わらせていただければ幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。




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積雪時の需要変化|必然の市場変化を読む

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士経営コンサルタントの茂井康宏です。

導入|売場が一瞬で別の市場に変わる瞬間

先日、高知県高知市でも珍しく雪が降りました。
道路や屋根にうっすらと積もる程度のわずかな積雪ですが、その瞬間、売場は「日常市場」から、別の判断軸が支配する市場へと一気に切り替わります。
パンや牛乳、水、卵といった日配品が急激に動き、鍋材料、レトルト食品、缶詰も同様です。
さらにはカイロや長靴、ダウンジャケット、タイヤチェーンまで。普段は静かな棚が、急に主役へと躍り出ます。
本記事では、「なぜ雪が降ると決まって動く商品があるのか」、そして「その事態に慌てないため、事前に何を整えておくべきか」について解説します。



結論|雪は需要を生むのではない

結論から申し上げると、雪が新たな需要を生むわけではありません。 雪は、もともと潜在していた消費者の需要を一気に表面化させる「引き金」にすぎないのです。

なぜ売れるか①|行動制限が購買動機を変える

しっかりと積雪した場合、物理的に移動が困難になります。
すると消費者の心理には「外出を控えよう」という意識が強く働き、購買行動の判断軸が変化します。
「今日、何を食べたいか」ではなく、「数日間、外に出ずにしのげるか」
この瞬間、嗜好品は後回しになり、生活必需品が最優先事項となります。
パン・牛乳・水・卵が動く理由は明確で、これらが「保存性」と「即時性(調理せずすぐに食べられる)」を同時に満たすためです。

なぜ売れるか②|不安が在庫行動を加速させる

雪がもたらす最大の変化は「不安」です。
「物流が止まって品切れになるかもしれない」という心理が、家庭内での在庫確保を促します。
これを専門用語で「予防的購買」と呼びます。
先回りして確保しようとする行動です。 レトルト食品や缶詰、鍋材料が動くのは、保存が利くことに加え、雪の日の調理負担を減らしたいという「手間の削減」へのニーズも同時に評価されているからです。

なぜ売れるか③|寒さが身体リスクを意識させる

急激な寒さは、体温低下や体調悪化への警戒心を高めます。その結果、カイロや防寒具、そして「OTC医薬品」の動きが活発になります。
OTC医薬品:ドラッグストア等で購入できる一般用医薬品(風邪薬、鎮痛剤など)のこと

ここでは「今すぐ使う」という需要だけでなく、「夜中に体調が悪化したら困る」という将来の不安に対する備えが、強力な購買理由となります。

どう準備するか①|商品を増やす前に「棚」を決める

対策として、まず在庫を増やそうとする企業が多いですが、優先順位は逆です。
最初に決めるべきは、「どの商品を主役の棚に出すか」です。
積雪時に動く商品は、過去のデータからある程度予測が可能です。
主力棚を事前に想定し、天候の変化に合わせて即座に入れ替えられる体制を整えること。
この「売場設計」こそが、準備の第一歩です。

どう準備するか②|関連購買を前提に組み合わせる

雪の日は、単品買いよりも「まとめ買い」が顕著になります。ここに仕掛けの余地があります。
・鍋材料の横に、カセットボンベや飲料を置く
・カイロの近くに、マスクやのど飴などを置く
このように、いわゆる「クロスMD(関連陳列)」によって関連商品をセットで提案するだけで、客単価(購買点数)を確実に伸ばすことができます。

どう準備するか③|情報発信は売場より先に行う

実務で最も差が出るのは、情報発信のタイミングです。
雪が降ってから告知しても、多くの顧客はすでに買い物を終えているか、外出を諦めています。
雪予報が出た段階で、店頭やSNSでの案内を開始してください。
「念のため」「数日分あると安心」といった、顧客の「備え」を肯定し、背中を押すメッセージが、具体的な購買行動へとつながります。

注意点|やりがちな2つの失敗

1.過剰在庫:
雪が長引かなかった場合、在庫は一転して重荷に。「一時的に集中する」需要への対応であり、数量の深追いは禁物です。

2.対応遅れ:
雪が降り始めてから棚替えを始めては、需要のピークを逃してしまうことにもなりかねません。「準備は事前」が鉄則です。



まとめ|偶発を前提に設計する

積雪という事象自体は偶発的です。しかし、それに伴う需要の動きには、再現性のある「必然」が含まれています。
非日常のシーンでは、顧客の「本音」や「本質的なニーズ」が露わになります。
その瞬間を読み、あらかじめ設計できている企業は、混乱の中でも着実に成果を積み上げます。
次に雪予報が出た際は、ぜひ「売場」と「情報発信」を同時に、かつ迅速に動かしてみてください。
それが、最も確実で現実的な一手となります。


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コメダ珈琲店|効率を追わず高収益を生み出すワケ

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画(ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士経営コンサルタントの茂井康宏です。

先日、コメダ珈琲店のビジネスモデルについて質問を受ける機会があり、改めて整理してみました。

「効率を追わない」戦略という逆転の発想

結論から言えば、同社は「効率を追わないこと」を徹底することで、極めて強固な競争力を築いています。
回転率を上げるのが常識とされるカフェ業界において、真逆の発想を一貫して採用している点が最大の特徴です。



本部機能を限定した経営構造

コメダ珈琲店の経営構造でまず押さえるべきは、本部 (コメダHD)が自らの役割を「フランチャイズ展開」と「食材供給」に限定している点です。
標準化と供給に徹する。この割り切りが、高い収益性と全国展開の両立を可能にしています。

食材供給を柱とする収益モデル

本部収益の中心は、一般的なFCチェーンに多いロイヤリティではありません。
自社工場で製造したコーヒー、パン、餡などを加盟店に卸す食材供給が柱です。
加盟店の売上が伸びれば仕入が増え、本部の収益も拡大します。
本部と加盟店の利害が自然に一致する設計です。

1席あたり定額制ロイヤリティの設計思想

ロイヤリティの仕組みも特徴的です。
売上歩合方式ではなく、「1席あたり月額1,500円」の定額方式を採用しています。
例えば90席の店舗であれば月額13万5,000円です。
売上高を伸ばしてもロイヤリティは増えません。
加盟店は利益を確保しやすく、本部は食材卸売の増加で収益を伸ばします。
この循環が、加盟店の意欲と出店意欲を下支えしています。

長居を前提とした空間設計

空間づくりも一貫しています。ボックス席、深いソファ、広いテーブル。
長居を前提にした設計が、追加注文と高いリピート率を生みます。
モーニングサービスやシロノワールといった看板商品は、来店動機を日常に組み込む装置として機能しています。

郊外ロードサイド型ドミナント戦略

出店は郊外ロードサイドが中心です。
駐車場を備え、地域住民の生活動線に溶け込みます。
広告費は最小限に抑え、居心地の良さそのものが口コミを生みます。

全体最適で設計されたビジネスモデル

重要なのは、これらが単独で成立していない点です。
収益構造、ロイヤリティ設計、空間、立地、商品が有機的につながっています。
一部だけを真似しても再現は困難です。
効率を追わないという選択が、結果として最も合理的な仕組みになる。
そのことを、コメダ珈琲店は静かに証明しています。




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土佐清水商工会議所(高知県)|委員会に出席。限られた体制下での事業評価の要点

先日、土佐清水商工会議所 (高知県)で開催された「経営発達支援計画 評価特別委員会」に出席しました。
毎年恒例となっている委員会で、今年も外部有識者の立場で参加しました。


委員会への出席と役割

経営発達支援事業では、年に一回以上、事業の進捗状況や成果を評価し、必要に応じて内容を見直すことが制度上求められています。
私は「中小企業診断士」として、専門的な知見を持つ第三者の立場から、事業全体の妥当性や改善余地を確認する役割を担いました。



限られた体制の中で積み重ねられた一年

地方の商工会議所ではよく見られる状況ですが、土佐清水商工会議所も経営指導員が十分とは言えない体制で運営されています。
そのような中で、現場を支えているのはベテランの経営指導員であり、相談対応や各種支援事業が着実に積み重ねられてきました。

事業内容の振り返りと具体的な提案

委員会では、まずこの一年間に実施された事業内容を丁寧に振り返りました。
限られた人員の中で工夫を凝らし、現場目線で支援を続けてこられた点には、多くの学ぶべき要素があります。
その点を正当に評価したうえで、次年度に向けて実施すべき具体的な事業について提案を行いました。

評価委員会の意義と次年度への視点

評価の場は、単に結果を確認するだけの場ではありません。
現状を客観的に整理し、次の一手を明確にするための重要な機会です。
従来の延長線上にとどまらず、事業の進め方そのものを見直す視点も欠かせません。

今後も微力ながら、高知県土佐清水市の事業者支援、ひいては地域全体の発展に貢献していきたいと考えています。
また次の機会に、現場で再びお会いできることを楽しみにしています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


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