中小企業診断士 茂井康宏 オフィシャルブログ

ビジネスプラン・商品開発・販路開拓――全国各地で「成功体験」と「仕組みづくり」をサポート!

創業準備|「売れるはず」≠「売れる理由」

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

仕事柄、たくさんの創業者にお会いします。
皆さん高性能な商品や、こだわり抜いたサービスをお持ちです。
そして「これは売れるはず」という強い確信を胸に、事業を立ち上げます。
その熱量には、いつも圧倒されます。

立ち上げの瞬間|確信は売れる保証なのか

確かに、そのまま売れ続け、事業を安定させる方もいます。
しかし現実には、そうでない方の方が多数です。
確信の強さと、実際に売れることは別の話です。
ここを無意識に混同していないでしょうか。

語る長さ|10分の熱弁が伝えたものとは

以前、ある創業者に事業の概要を伺いました。
その方は10分間、息つく間もなく話し続けました。
私は思わずストップをかけました。
全く整理されていないのです。
根拠が示されないまま、思いだけが先行していました。
大切なのは「なぜ売れるか」を端的に説明できることです。
この「端的に」が肝心なのです。

熱弁を振るう創業者

濃縮する難しさ|端的につたえることが重要

長く説明することは、誰にでもできます。
難しいのは、濃縮して伝えることです。
市場の動向、顧客のニーズとインサイト、競合分析、自社の棚卸し。
これらを踏まえたコンセプト。
そして、「誰が、なぜ、今、お金を払うのか」を言葉にできる方が強いのです。

明日からの一手|売れる理由を言葉にする

完璧な創業者など、最初からいません。
だからこそ、小さく試して言葉を磨きます。
仮説を立て、実行し、反応を見て、修正すること。
これを高速で回せるかどうかが大切です。

現実を直視し、学び続ける創業者こそ強いと感じます。
あなたの商品は、なぜ売れるのでしょうか。

根拠を持って説明する創業者


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代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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Xを始めて4ヶ月|何が見えてきたのか

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

とりあえず立ち上げた|4ヶ月前の私

移動中、ふと「X」を開く。
いつの間にか、そんな時間が日常になっていました。
気づけば、始めてから4ヶ月が経っています。
開設したのは今年の1月末です。
最初はスモールスタートのつもりでした。
本業との両立を確かめながら、運用の形を探っていきました。

Xで情報収集をする経営者

想定以上に自然|短い投稿を継続できた

蓋を開けてみると、想定以上に自然と続いています。
投稿の多くは、飛行機の待ち時間、出張先のホテルなど、スキマ時間に書いたものです。
机に向かう必要はほとんどありませんでした。
短い投稿だからこそ、本業の合間でも無理なく続けられたのだと思います。
Xという媒体の特性に助けられた4ヶ月でした。

ブログとは違う|短い言葉でのこす感覚

ブログでは、論点を構造的に書くようにしています。
一方Xでは、現場で感じた違和感や小さな気づきを、その場で短く置いていく感覚です。
書き残し方が違えば、伝わるものも変わります。

想像以上の収穫|情報が流れてくる場所

もともとXを始めた目的の一つは、情報収集でした。
実際に運用してみると、その期待を上回る場であることが分かりました。
タイムラインに自然と流れてくるのは、以下のような情報です。

◯中小企業施策の動向
◯経営者の生々しい声
◯AI活用の最新事例等
◯消費者の行動の変化
◯報道前後のニュース

ブログのネタ探しにもずいぶん助けられています。

数より視点|流れてくる対象が変わった

フォロワー数も多少は気になります。
ただ、それ以上に大きかったのは、流れてくる視点の幅が広がったことでした。
全国の経営者、支援機関の方、マーケター、クリエイター、AI活用に取り組む方。
普段の現場では出会えない方の視点も毎日流れてきます。
これは数字には表れない収穫です。

様々な人とXで交流する経営者

これから|無理せず、現場感覚を残して

これからも、本業を優先しながら、現場で感じたことを自然に置いていきたいと考えています。
ブログとは違う粒度の気づきも、Xには残していくつもりです。
もしよろしければ、Xでも交流いただけるとうれしいです。
ブログとは違う日々の気づきを、気ままに投稿しています。

ぜひ、Xで気軽につながりましょう!



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ビジネスプラン|赤字の理由は「認知不足」か

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

はじめに|計画書を埋め尽くす「認知不足」

「赤字の理由は認知不足」
ビジネスプランで頻出のフレーズです。

「認知不足。だからプロモーションを強化する」
この流れで展開されるビジネスプランが本当に多いのです。

店舗の前で立ち尽くす経営者

身近な疑問|知っているのに、行かない店

少し立ち止まってみたいのです。
あなたの近所に「存在を知っているのに足を運ばない店」はないでしょうか。
私の近所にもたくさんあります。
「知られていないから来ない」では説明がつきません。

行かない理由|認知ではないかもしれない

客足が伸びない理由は、主に次の3つです。

1.知ってはいるが、行く理由がない
2.知ってはいるが、きっかけがない
3.知ってはいるが、少し不安がある

ここを見ずにプロモーションだけ強化すると、広告費が利益を削り、現場が疲弊してしまいます。

構造|「だれに」「なにを」が抜けている

なぜこうなるのでしょうか。
「だれに」「なにを」伝えるかが曖昧なまま、伝える「量」だけを増やそうとするからです。

たとえば展示会。
「未来を創り続ける企業」などといった抽象的なコピーをタペストリーに掲げる出展者をよく見かけます。
来場者の足を止める情報がそこにありません。
最強の訴求媒体が装飾になっているのです。

店頭の力|一瞬で価値を伝えられているか

小売店も同じです。店頭は、強力な媒体になりえます。
ところが、英語や雰囲気重視のデザインで、何屋なのかすら伝わらない店が少なくありません。
大切なのは、コンセプトが言語化されており、店頭を見ただけで価値が一瞬で伝わることです。
そして、競合ではなくあなたのお店に行く理由がしっかりと分かることです。

さいごに|足りないのは認知の量ではない

あなたのお店は、お客様が知人に紹介しやすい状態になっているでしょうか。
足りないのは認知の量ではありません。
消費者の心を衝き動かすコンセプトと来店理由なのです。

プロモーションを強化する経営者


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梅雨入り前|いまのうちに対策を徹底しよう!

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

先日、ある経営者が空を見上げ、「もうすぐ梅雨ですね」とつぶやかれました。
雑談のつもりだったかもしれません。
ただ一言が気になり、雨の日の備えについて伺ったところ、明確な答えは返ってきませんでした。

梅雨の前、外を眺める経営者

梅雨は天気の話か|それとも経営の話か

皆さまの現場で、「梅雨」はどう扱われていますか。
「雨が降れば客足が減る、それは仕方ない」。
そう片付けられていないでしょうか。
梅雨は、社内の複数の場面に同時に負荷をかける期間です。
売上、現場、判断のスピード——この三つが、ほぼ同時に揺らぎます。
ところが多くの会社では、それぞれを別々に対応します。
だから、見直し漏れが生まれます。

なぜ中小企業は削られるか|対策を用意

人員に余裕のない会社ほど、外部環境の変化を吸収する余力が小さくなります。
雨で来客が減っても、かかる固定費はそのままです。
湿気で在庫が傷んでも、支払った原価は戻りません。
大雨で納期が遅れれば、信用を失います。
「利益」と「信用」が、同じ季節に削られます。
大企業のように、部署ごとに担当者がいるわけではありません。
だからこそ、季節の前に手を打てるかどうかで、その後の数か月が変わります。

梅雨前には見直したい|三つの論点

実務で見直したい論点は、次の三点に絞られます。
◯晴れの日とは別に、雨の日専用の「売上導線」を用意しているか
◯倉庫やバックヤードの湿気・滑り・雨漏りを「点検」しているか
◯大雨警報発生時の営業判断・出勤基準が「文書化」されているか

たとえば飲食店なら、テイクアウト導線の事前告知。
小売店なら、入口マットと傘袋の準備、湿気に弱い商品の前出し。
建設業なら、中止と再開の判断者を一人に決めておく仕組み。
どれも、梅雨入り後では遅い項目です。

現場で起きやすい|見落としの二例

「一つ目」は、店舗入口の滑り事故です。
マットの劣化に気づかず、来店客が転倒する。
顧客対応と評判低下が同時に発生します。
梅雨入り前に一度しゃがんで、入口の状態を確認しておきましょう。

「二つ目」は、紙資材や段ボールの湿気劣化です。
気づけば、段ボールごと商品が使えなくなり、利益が直接削られます。
保管場所の換気と除湿を、事前に整えておきましょう。

マットを点検する経営者

さいごに|雨の音が、聞こえる前に

梅雨は毎年訪れます。
ただ、毎年同じ対応で乗り切れているでしょうか。
今年の梅雨入りまでに、どこから手を入れますか。


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ナフサショック|今後、起こる「業種別シナリオ」

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

ナフサショック|大手から小規模なお店に変化

カルビーのポテトチップス「うすしお味」「コンソメパンチ」など一部商品のパッケージが、白と黒の2色だけに切り替わると報じられました。
また小さなパン屋さんでは、ビニール袋の入荷が難しくなり、タッパの持参を呼びかける店も出てきています。

値段ではない|売場の景色が、少しずつ変わる

ナフサ (石油化学製品の原料) の高騰を、コスト転嫁の話だと受け止めている経営者は少なくありません。
しかし現場で起きているのは、それだけではありません。
印刷インキ、容器、梱包、建材、繊維。
生活者の目に触れる場面の一つひとつで、商品の見え方が少しずつ変わってきています。

変化の違いをチェックするビジネスマン

ここから先は、今後、想定されることを業種別に整理しました。
あくまで一つの見立てとして、お読みいただければと思います。

食品と化粧品|手に取った瞬間の体験が変わる

「食品」の売場では、多色印刷から2色印刷への切り替えが広がるかもしれません。限定デザインや新フレーバーの見送りも増えそうです。
「化粧品」でも、ポンプからキャップへ、スポイトからチューブへ、容器変更が起きやすい局面に入ったようです。

今後、生活者に映る変化として、次の場面が想定されます。
◯パッケージの色数が減り、売場が地味に見える
◯ポンプ式やスポイト式の容器が手に入りにくい
◯ボトルが薄くなったり、外箱が省かれたりする
◯詰め替え用が中心に。本体ボトルが選びにくい

中身は同じでも、手に取った瞬間の重みや透明感は、別物に感じられるかもしれません。

EC通販とアパレル|届く瞬間と選ぶ瞬間に変化

「EC通販」でも、送料無料ラインの引き上げや、箱から袋への切り替えが進むかもしれません。リピート率を支えてきた開封体験が、薄くなる恐れがあります。
「アパレル」では、合成皮革バッグやスニーカーの値上げに加え、色数やサイズ展開の削減も起きやすそうです。黒、白、ネイビーなど、定番色に絞られていきそうです。やがて「似たような商品ばかり並んでいる」と感じる場面が、増えていくのかもしれません。

住宅と小売現場|“契約後”と“チラシ後”に揺れる

「住宅・リフォーム」では、ユニットバスの受注停止が報じられています。今後は、見積もり後の仕様変更や工期遅れも、各地で起きやすくなりそうです。「契約したのに同じものが入らない」といった相談も増えるかもしれません。
「小売」の現場でも、チラシ印刷後の欠品や値札変更が悩みの種になりそうです。情報発信の重心は、紙チラシからアプリ、LINE、店頭サイネージへと移るかもしれません。生活者には「予告なく変わる」体験として届きやすくなりそうです。

 

“中身は同じ”では届かない|読者への問い

値段が上がったわけでも、品質が落ちたわけでもありません。
それでも、売場の空気は、確かに変わり始めています。
その小さな変化に、いち早く気づけるかどうかが問われているのかもしれません。

ナフサショック|今後、起こる「業種別シナリオ」


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