中小企業診断士 茂井康宏 オフィシャルブログ

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「書けたつもり」の計画書

高知県高知市中小企業診断士 茂井康宏です。

さて、持続化補助金やものづくり補助金の足音が聞こえ始めました。
私のところにも、様々な質問が舞い込んでいます。
そこで今日は、各補助金の計画書について、日頃から感じていることをお伝えしていきたいと思います。



ご存知の通り、各補助金の計画書には、アウトラインがあります。

例えば持続化補助金であれば、
1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン、など。

このアウトラインがあるからこそ、計画づくりがしやすくなっています。
アウトラインに沿って、文章が得意な方は思いの丈をぶつけ、分析が得意な方は図表を沢山貼り付けていきます。

しかし、書けば書くほど「書けたつもり」にもなってしまいます。

私はこれまで、数百の計画書を見てきました。
その中でも、事象が上手に分類されており、適切な情報がストーリー性をもって展開されている明快な計画書は、非常に少ないように感じます。

よい計画書は、問題解決が明快です。また読み手も同じように納得し、同じように興奮して必要性を感じてしまいます。

皆さまが策定した計画書は、本当によい計画書なのか、また本来の目的に沿っているのか、ぜひ一度、立ち止まってみてください。
とにかく埋めることを目的にしてしまうと「悲劇の計画書」になってしまいます。

さて、インフルエンザが流行しています。
手洗いうがい、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取など、できる範囲で予防に努めたいと思います。

本日は飛行機移動です。
感染しないように気をつけます。


[創業・経営革新・新事業]
プランコンサルティング 代表 茂井 康宏

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