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「V-RESAS」で見るコロナの影響

高知県高知市中小企業診断士 茂井康宏です。

今日は、内閣府が公開している「V-RESAS」について。
V-RESASは、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響を、地域別に把握できるサイトです。
「人流」「飲食」「消費」の3つの切り口で見える化を行っています。

高知県で見てみましょう。

1. 「人流」
滞在人口の動向(前年同週比)です。
高知駅の滞在人口は「市区町村内」が増加基調にあります。
一方「都道府県内」「都道府県外」からの流入が大きく減少しています。

市内のひとが留まり、出張・旅行者が大きく減少していることが分かります。
なお「都道府県外」は、5月2週と6月1週が▲91%、5月1週が▲92%です。


2. 「飲食」
飲食店情報の閲覧数(前年同週比)です。
「ファミレス・ファストフード」の閲覧が大きく増加しています(5月2週+157%)。
確かに、ここ数ヶ月はドライブスルーの行列が目立っています。
一方「居酒屋・バー」は大きく減少しています(5月1週▲88%)。
都道府県外」からの流入が大きく減少したためだと思いますが、予想以上の減少です。

なお地域ブロック別では「四国」が最も減少していました(5月1週▲80%)。


3. 「消費」
(1) 決済データから見る消費動向
クレジットカード決済情報をもとに消費の変化(前年同期比)を表しています。
小売業では「EC」のみが拡大基調(5月前半+19%)で、それ以外は減少しています。
特に「自動車小売業」の急減速が気になります。
一説では世界金融危機時の落ち込みを超えるとも言われています。


(2) POSで見る売上高動向
POSレジにより集計された売上情報をもとに売上高の変化(前年同週比)を表しています。
目につくのは「介護・衛生用品」です(5月3週+1300%)。
また「スピリッツ」(6月1週+146%)、「生クリーム」(5月2週+145%)など、巣ごもり消費の影響が目につきます。


今日はV-RESASについて「人流」「飲食」「消費」の3つの切り口で、概要をお伝えしました。
色々と触れてみることで、新しい生活様式の新しいニーズを掴むことができるかもしれません。

なおV-RESASは、内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する、地域経済分析システム「RESAS」のwith コロナ版です。
「原則1週間程度の頻度で掲載データ等の更新を行っております」とのことですので、適時チェックしてみてはいかがでしょう。

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[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング 
代表取締役社長/中小企業診断士 茂井康宏

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