高知県高知市の中小企業診断士 茂井康宏です。
先日、ある県で実施した「個別相談会」に参加された企業から、「展示会で一般消費者向けの売上高が例年の3倍以上になった」とのご報告をいただきました。
さらに、複数の企業とのよいご縁も生まれたとのことです。
なぜ短期間で大きな成果が出たのか。
その答えは、強い「商品コンセプト」を設定したことにほかなりません。
個別相談会当日、同社から商品の販売方法についてご相談がありました。
翌日が展示会本番という状況でしたが、現状では販路開拓は難しいと判断しました。
理由は、よい商品でありながら、「伝える軸＝商品コンセプト」が存在していなかったためです。
そこで、商品コンセプトを設定し、さらに提案方法と独歩資料を急ピッチで整え、ブース前で見込み客の足を止めるためのワンフレーズを提示しました。
翌日、同社はアドバイスを実行。
結果、多くの来場者が立ち止まり、成果へとつながりました。
後日届いたメールには「同じ商品なのに、コンセプトをつけるだけでここまで変わるのかと実感しました」と記されており、ある業界のバイヤーからも「コンセプトがすごく刺さった」と高評価を得られたそうです。
展示会では数秒で選別されます。だからこそ、商品のよさを一言で伝える設計が重要です。
読者の皆さまの会社・商品・サービスには、明確なコンセプトがありますか。
そのコンセプトが、販路開拓の容易性と成果を左右します。
Uさん、この度は素晴らしいご報告をありがとうございました。
[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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