高知県高知市の中小企業診断士 茂井康宏です。
カレンダーも最後の一枚となり、街並みもすっかり年末の慌ただしさに包まれてきました。
経営者の皆さまにとっては、現場の締めくくり、そして来期に向けた準備と、一年で最も息つく暇もない時期かもしれません。
日々押し寄せるタスクに追われていると、どうしても「考える時間」が後回しになりがちですが、実はこの年末こそ、あえて一度「立ち止まること」が、翌年の経営の質を大きく左右する重要な鍵となります。
私が多くの中小企業や小規模事業者の皆さまと接する中で感じるのは、持続的に成果を出し、組織を安定させている経営者ほど、年末に自分自身を整える時間を意識的に確保されているという点です。
頭の中が整理されないまま、ただ勢いだけで新しい年を迎えてしまうと、結局は前年と同じ課題を抱えたまま走り続けることになりかねません。
モヤモヤした不安や疲れを抱えた状態での判断は、どうしても感情に流されやすく、現状維持や場当たり的な施策に陥ってしまうリスクを潜ませています。
そこで年末にぜひ取り組んでいただきたいのが、頭と心の「棚卸し」です。
まず頭の整理として、今年一年で自分が最もエネルギーを消耗したことは何だったのか、具体的に言葉にしてみてください。
それは仕事の内容そのものよりも、実は意思決定のプロセスや人間関係に起因していることが多いものです。
うまく対応できたことと、そうでなかったことを客観的に分けるだけで、来年「社長が不在でも回る仕組み」をどこに作るべきかという真の課題が見えてきます。
同時に、心の整理も非常に大切です。
誰かに見せるためではなく、自分自身に対して正直になり、今年一番しんどかった瞬間や、それでも今日まで経営を続けてこられた理由を振り返ってみるのです。
経営者の孤独な戦いの中で、自分が何を守りたかったのかを再確認するプロセスは、驚くほど心を落ち着かせ、次の一歩を踏み出すための確かな自信へとつながります。
頭と心が整理されると、経営判断の軸は驚くほどシンプルになります。
やるべきことと、あえて「やらないこと」が明確になり、社員に伝える言葉にも強い説得力が宿るようになります。
経営者の本来の役割は、ただ現場を走り回ることではなく、静かに未来を見据えて思考することにあるのかもしれません。
年末という節目を単なる休息で終わらせず、新しい自分にアップデートするための貴重な投資の時間として活用してみてはいかがでしょうか。
本格的な寒さが到来し、慌ただしい日々が続きますが、体調を崩されぬようご自愛ください。
皆さまにとって実り多き年末、そして素晴らしい新年に向けた良い準備期間となりますよう、心より応援しております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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