中小企業診断士 茂井康宏 オフィシャルブログ

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ChatGPT活用|ダークとシステム。生産性を落とさない方法

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士経営コンサルタントの茂井康宏です。

はじめに|ChatGPTの表示設定に感じた素朴な疑問

企業支援の現場でChatGPTを使っている方の画面を見ると、背景が白い「システム (ライト)」に設定している方と、背景が黒い「ダーク」に設定している方に分かれます。
果たしてどちらが正しいのか。作業のしやすさに違いはあるのか。
気になったため、これまでの統計や研究結果を整理してみました。



結論|ダークとライトに絶対的な優劣はない

結論から言うと、ダークとシステム (ライト)に、絶対的な優劣はありません。
多くの研究では、使う環境や作業内容によって、向き不向きが変わると示されています。
つまり、ダークが常に目に優しい、あるいは読みやすいと断言できる根拠はない、ということです。

文章の読みやすさ|システム (ライト)が有利な理由

まず、文章の読みやすさについてです。
複数の研究により、白い背景に黒い文字が表示されるシステム (ライト)の方が、読解のスピードや正確性が高くなる傾向が確認されています。
背景が明るいと、文字の輪郭を判別しやすくなるためです。
その結果、長文の読み込みや、文章の誤りを確認する作業に適しています。
資料作成や契約書のチェックなど、正確さが強く求められる業務では、この差が顕著に表れやすくなります。

ダークモードの強み|刺激を抑えたい場面に向く

一方で、ダークにも特有の強みがあります。
夜間や照明を落とした環境では、画面の眩しさが抑えられるため、目への刺激が少なく楽に感じやすくなります。
長時間画面を見続ける場合、文字の判別しやすさよりも、刺激の少なさが評価のポイントとなります。
イデア出しや思考整理、チャット形式での気軽なやり取りでダークが好まれるのは、このためです。

好みと成果のズレ|選好とパフォーマンスは別問題

興味深いのは、ユーザーの好みと実際のパフォーマンスが一致しない点です。
アンケートでは、全体の約8割がダークを好むという結果が出ています。
その理由は「目が疲れにくいと感じる」「見た目が洗練されている」「バッテリーの消費が抑えられる気がする」といったものです。
しかし、内容理解を測るテストでは、システム (ライト)の方が正確に読めているケースが多く報告されています。
「好み」と「成果」は、また別の問題なのです。

乱視への影響|ダークが不利になるケース

また、乱視のある方は注意が必要です。
黒い背景に白い文字が表示されると、文字の周囲がにじんで見えることがあります。
日本人の約半数は何らかの乱視があるとされており、そうした方々にとっては、ダークがかえって見づらくなる場合があります。

実務での使い分け|場面ごとの最適解

以上を踏まえると、実務における使い分けは明確です。
日中の明るいオフィスで、文章を精読し、判断や修正を行う場面ではシステム (ライト)が向いています。
一方で、夜間に考えを整理したり、ラフなコミュニケーションを行ったりする場面では、ダークが適しています。
どちらが正しいかという二択ではなく、その時に「何をするか」で選択することが重要です。



まとめ|表示設定は生産性の設計

ChatGPTの表示設定は、単なる好みの問題ではありません。
作業のしやすさと頭の負担をどう減らすかという「生産性」の話です。
作業内容と周囲の環境に応じて柔軟に使い分けることが、賢い活用法といえるでしょう。


[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング 
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
https://profile.hatena.ne.jp/plan-consulting/

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