高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。
最近、整った文章のビジネスプランをよく目にします。
誤字脱字がなく、論理構成も一見すると完璧です。
しかし、読み終えても一向に心が動かされません。
なぜ、これほど立派な文章なのに、事業の魅力が伝わらないのでしょうか。
違和感の提示|整った文章と優れた計画の混同
「文章の美しさ」を「計画の優秀さ」と履き違えている方は少なくありません。
生成AIが普及し、誰でもプロ並みの文章を書けるようになりました。
しかし、その画面に表示された文字の羅列や、当たり障りのない文章に、あなたの覚悟は乗っているのでしょうか。
気づきの提示|熱量の欠落が招く同質化
ビジネスプランに本当に必要なのは、経営者自身の原体験や覚悟です。
AIが出力する内容は、世の中の「平均値」に過ぎません。
正論の寄せ集めは優等生的で欠点がありませんが、顧客を惹きつける強烈なフックが完全に抜け落ちているのです。
魂の入っていない計画は、ただの綺麗な書類で終わってしまいます。
なぜそうなるのか|部分最適と解像度の粗さ
生成AIは、指示された項目ごとに独立して答えを出します。
そのため、強みは「地域密着」としているのに、集客では「全国規模のSEO対策」を掲げるなど、矛盾や論理の飛躍、連動性の欠如が平然と起きています。
ターゲットも「30代の働く女性」「中高年の富裕層」など、圧倒的に解像度が低くなりがちです。
資金や人材といった、自社の現実的な制約も無視されてしまいます。
さいごに|あなたの頭は進化しているか
生成AIは極めて有用なツールです。
当然のことながら、私たちはAIとしっかりと「共存」していくべきだと考えています。
しかし、危険なのは「文章が整っている=良い計画」と錯覚することです。
また、単なる検索や文章生成ツールとして使用していると、自身の思考力が退化してしまいます。
言うまでもなく、魂が抜けた計画はビジネスの現場では通用しません。
生成AIに「答え」を求めるか、それとも「問い」を投げかけるかで、計画の質に大きな差が生まれます。
今後も引き続き、AIを有効活用した計画策定のノウハウを全国各地のセミナー等でお伝えしていきたいと思います。
[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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