中小企業診断士 茂井康宏 オフィシャルブログ

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人脈づくり|知り合いの数は人脈ではない

高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。

以前、交流会で名刺を100枚集めた経営者が、「人脈が広がった」と笑顔で話していました。



一つ聞いてみました。
「その中で、向こうから電話をかけてくる人は何人いますか?」。
沈黙が返ってきました。

知り合いの数|それを人脈と呼んでいないか

多くの経営者が口にする「人脈」。
その実態は「知り合いの数」ではないでしょうか。
名刺の束と人脈はまったく別物です。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。

脈が通る関係|片思いでは成り立たない

人脈の「脈」とは、血管のように途切れず流れるものです。
相互に価値が循環する関係を指します。
名刺交換は接点が一瞬あった事実にすぎません。
「あの人を知っている」と思っていても、相手が「連絡しよう」と思わなければ片思いです。
なお、交流会の主催者は「参加者○○名」と数をウリにします。
参加する側は名刺の枚数で成果を測ります。
「つながった感覚」が「関係が構築された事実」にすり替わります。
SNSのフォロワー数と同じ心理構造です。

明日からの動き方|よい関係をつくる3原則

では、どう動くか。

◯まず、与えること
相手の話を聞き、自分の知見で先に貢献します。見返りを求めず動く経営者の周囲には、自然と人が集まります。

◯接触を続けること
「先日の件、その後どうなりましたか?」。この一言が関係を深めます。年賀状やSNSの「いいね」では脈は維持できません。

◯少数にしぼること
深い信頼関係を築ける相手は、多くて20〜30人です。経営上の重要なキーマンは、せいぜい5人前後でしょう。

陥りやすい失敗|広さと受け身の罠

一つ目は、「名刺の数」を追いすぎる失敗です。
100人と浅くつながるより、3人と深くつながるほうが経営危機には強い。
資金繰りが厳しい局面で率直に相談できる相手がいるか。
それが分岐点になります。
二つ目は、「もらう姿勢」で参加する失敗です。
「紹介してほしい」「仕事がほしい」。
受け身の経営者には脈は通りません。

自社の経営上の弱みを、正直に打ち明けられる相手。
名刺入れの中に、その人は何人いるでしょうか。





[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング 
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
https://profile.hatena.ne.jp/plan-consulting/

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