高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン)策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。
現場の一言|「やる気が出ない」
「今日はどうもやる気が出なくて、手がつかない」。
よく耳にする言葉です。
では、やる気が出るまで待てばよいのでしょうか。
罠|「燃料待ち」では動けない
多くの人がやる気を"燃料"のように捉えています。
十分に溜まったら動き出す、という発想です。
しかし、そのやる気はいつ来るのか。
待っている間に、仕事は積み上がってしまうかもしれません。
脳科学|やる気は行動の後に
脳研究の知見によると、行動の前にあらかじめ存在する「やる気」は、科学的には確認されていません。
正しくは逆です。
行動を起こすから、やる気が生まれます。
作業を始めると、脳の側坐核(そくざかく)が刺激され、アセチルコリンという神経伝達物質が分泌されます。
5〜10分ほどで集中力が高まります。
これを「作業興奮」と呼びます。
なぜそうなるのか|脳の報酬系
やる気の土台には、脳の「報酬系」があります。
「少し頑張れば届きそう」という目標に向かうとき、ドーパミン(意欲を生む神経伝達物質)が分泌されて気分が高まります。
ただし、目標が遠すぎると脳は価値を感じにくくなります。
数ヶ月先の売上目標だけでは、脳はすぐに反応しません。
今日できる小さな目標が、最も確実に脳を動かします。
活かし方|すぐできる3つの習慣
大切なことは、まず「5分だけやる」と決めて着手することです。
完了を目指さず、始めることだけを目標にします。
次に、既存の行動に紐付ける方法です。
「朝のコーヒーを飲んだら売上確認」など、すでに身についた習慣の流れに乗せます。
三つ目は、朝の環境を整えることです。
起床後1時間以内に日光を浴びるとセロトニンが活性化し、意欲が上がります。
いずれも、やる気を"待つ"のではなく、やる気が生まれる状態を"作る"発想です。
さいごに|やる気は作るもの
やる気は、来るものではなく、作るものです。
今日から意識的に「やる気を作る側」に回れば、仕事への向き合い方は変わります。
まず5分、動いてみてください。
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株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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