高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。
個別相談会の打ち合わせ|商品開発
昨日、ある商工会議所の経営指導員さんと、商品開発の「個別相談会」についてZoomで打ち合わせを行いました。
全3回程度の個別相談会で、実際に商品を完成させるという事業です。
こうした相談会に来られる方の多くは、すでに商品開発の経験があります。
ただ、同じところでつまずいてきた方が多いように感じます。
見えにくい失敗|真剣なのに売れない理由
もちろん、手を抜いているわけではありません。
むしろ真剣に取り組んできました。
それなのに同じ壁にぶつかる。
努力の方向が少しずれるだけで、成果はまるで変わってくるのです。
五つの失敗パターン|並べると浮かぶ共通点
これまで支援現場で見てきた「よくある失敗」を、頻度順に並べてみます。
第5位:コスト積み上げで価格設定
第4位:メーカーだけが喜ぶ商品名
第3位:デザインをほぼ全て丸投げ
第2位:競合商品を意識していない
第1位:つくりたいものにこだわる
五つを並べると、ある共通点が浮かびます。
どの失敗にも「買う人」が一度も登場していません。
視界から消える購買者|なぜ起きるのか
その原因は明確です。
作り手は自分の技術や想い、そして原価に意識が集中します。
没頭するほど、買い手は後回しになってしまいます。
「よいものをつくれば売れる」という信念が、この構造を強化します。
品質の基準が「自分の満足」になった瞬間、購買者の視点は消えてしまうのです。
落とし穴|聞いたつもりが招く二次失敗
「買う人の視点が大事」と気づいた後にも、落とし穴があります。
一つ目は、「表面上のニーズにのみ執着するケース」です。
ニーズの裏には、消費者インサイトが隠れています。
その心理を見つけて言語化できなければ、買う人の心に刺さる商品にはなりません。
二つ目は、「身内や知人にだけ意見を聞くケース」です。
関係性がある相手は本音を言いにくいものです。
「いいね」と言われて安心し、量産に踏み切る。結果、市場では反応が得られません。
あなたの商品開発に「買う人」は登場しているか
商品開発の失敗は、技術不足や資金不足だけが原因ではありません。
視界の中に「買う人」がどれだけの強度で存在するか。
これで結果は変わります。
いま進めている商品開発に、「買う人」の姿は見えていますか。
[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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