高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。
経営顧問先の現場|担当者の一言
今年に入ってから、ある都道府県の飲食店に経営顧問として入っています。
先日、現状分析のための各データ収集を担当してくれたスタッフの方が、こう打ち明けてくれました。
「泣きながら数字を拾いました」
それほど地道で、重たい作業だったのです。
立て直しの入り口|何から始めますか
店舗の立て直しと聞いて、経営者の皆さまは何から着手するでしょうか。
内装の刷新、販促の強化、新メニューの開発。
いずれも「やりたいこと」に近い打ち手です。
しかし、その順番で本当に店舗は強くなるのでしょうか。
成否を分ける一点|現状を捉えられているか
立て直しの成否を決めるのは、打ち手の派手さではありません。
現状を正しく理解しているかどうか。
ここに尽きます。
地味で骨の折れる工程ですが、避けて通れない関門です。
打ち手が希釈化する理由|現状把握の甘さ
現状把握が甘いままだと、打ち手が希釈化します。
的を外した対策は、コスト・時間・人員を消費する割に成果が薄くなります。
やりたいことを先に決めた瞬間、現状との接続が切れるからです。
打ち手は「現状の延長線上」にあって初めて効いてきます。
これまでの手順|泥臭い工程の積み上げ
経営顧問先では、①経営分析による問題と課題の抽出、②数字の棚卸しによる現場の可視化、③コンセプト・提供価値の再定義と品揃えの最適化、という順で進めてきました。
現在は、オーダーをコントロールし客単価を最大化するメニューブックの作成に取り掛かっています。
派手さはありません。
しかし一つひとつが店舗の土台を作り直す工程です。
現場で見かける失敗|省略と模倣の罠
よく見かける失敗は、大きく二つあります。
一つは、現状分析を省略し、いきなり新メニューや改装に走るパターン。
売上は一時的に動いても、定着しません。
もう一つは、他店の成功事例を表面だけ真似るパターン。
自店の構造と噛み合わず、かえって利益を削ります。
いずれも、苦しい数字の棚卸しを飛ばした代償です。
大手術の先にあるもの|生まれ変わる店舗
経営顧問先は、まさに大手術の只中にあります。
近いうち、強い店舗へ生まれ変わると確信しています。
さて、皆さまのお店は、現状を正しく捉えられているでしょうか。
[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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