高知を拠点に、全国各地で経営・事業計画 (ビジネスプラン) 策定、商品開発、販路開拓などの経営支援を行う、中小企業診断士/経営コンサルタントの茂井康宏です。
はじめに|連休明けに流れる重い空気
連休明け、最初の出社日。
表情が硬く、口数も減った従業員。
皆さんの職場にも、こうした光景はないでしょうか。
「やる気がない」と片づけてしまうのではなく、ここで少し立ち止まって考えてみます。
違和感|気合いの問題と決めつけない
中小企業の現場では、連休明けの不調を本人の気合い不足として処理しがちです。
しかし、その背景には生活リズムの乱れ、業務負荷、人間関係、目標の喪失などが重なっています。
職場の側で少し整えるだけで、戻りやすくなる従業員は確実にいます。
問われているのは本人ではありません。
迎える側の設計です。
ストレスチェックや人事制度の見直しは、もちろん有効です。
ただ、すぐに効くのはもっと地味な打ち手です。
朝礼の進め方、1on1 (一対一の面談) の聴き方。
毎日の小さな接点を少し設計し直すこと。
これが、想像以上に効果があります。
朝礼の見直し|気合いではなくリズム
最初の朝礼で、いきなり数字や目標の話から入っていませんか。
連休明けに必要なのは、仕事のリズムを取り戻す数分間です。
最初は業務から離れた話題で構いません。
連休中の発見、昨日の夕飯、家族との一場面。
声を出して雑談することで、脳が自然と仕事モードへ切り替わります。
アイスブレイクを意図的に挟む工夫が重要です。
面談|10分でコンディションの確認
連休明けの一週間は、短時間の1on1面談を組み込んでください。
一人10分で十分です。
進捗確認は脇に置き、本人の状態を聴くことに徹します。
具体的にはこの三点が軸になります。
◯睡眠と体調の様子を尋ねる
◯やるべき仕事を並べ替える
◯はじめの一手を一つに絞る
不安の正体は仕事の量ではなく、優先順位の不明瞭さです。
上司より従業員が話す時間を増やすほど、効果が出ます。
ただし、二つの落とし穴があります。
一つ目は、面談が「評価の場」に変わってしまうことです。
それでは本音が出てきません。聴く場と評価する場を分けることです。
二つ目は、「頑張れ」といった言葉で締めてしまうことです。
励ましは、現状を見ていない言葉として受け取られる場合があります。
聴いて、整理する。この二つに徹することが重要です。
気づき|最初に変化を察するのは現場
表情の変化、声のトーンの揺れ。
従業員の不調に最初に気づけるのは、隣で働く上司や経営者です。
最初の朝礼を、どう始めますか。
[ビジネスプラン・商品開発・販路開拓]
株式会社プランコンサルティング
代表取締役社長・中小企業診断士 茂井康宏
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